はじめてのパソコン基礎科 4月生
4月14日にスタートした求職者支援訓練「はじめてのパソコン基礎科」についても少しお話を・・・。
今回(29年度第1四半期)のコースは、4月スタートということもあり、今までで一番の応募者数でした。
湖北地域での求職者支援訓練コースがほとんどないということも一因であったと思われます。
なにはともあれ、応募者数が多いということは、求職者支援訓練自体の認知度が上がってきたこと、就職のためにスキルアップをしたい!と思われる求職者が増えてきたのかなと思います。
たった3ヵ月間ですが、求職者にとってこんなに充実した制度を利用しない手はないと思うので、今後も制度の周知とカリキュラム内容の向上を心がけていきたいと思います。
さて、4月14日から始まり、最初の1ヶ月は「職業能力開発講習」(以下、能開講習)というカリキュラムを行いました。
能開講習は、
「特定求職者の方が職業訓練を通じた早期就職のため、訓練受講とキャリアコンサルティングにより、
①今後のキャリア目標を設定でき、
②働くことに意欲と見通しを持ち、
③より納得のいく就職を目指すことができるように、
社会人としての基礎的な能力を付与すること」
を目的として、平成28年10月開講コースから新たに設定されたカリキュラムです。
カリキュラム内容は、社会人として身に付けておくべき「ビジネスマナー」や「コミュニケーション能力」、今までの自分を振り返ることにより、自分はどういった能力があり、どのような職業に向いているのかを理解したり、短所を知ることによりそれを以下に克服し、これからの職業生活設計(キャリア・プラン)をどのように組み立てていくか、などを学ぶ授業となります。
その中で、ティーズワードスタジオではパソコンの操作の基本となる
「Windowsの概要」
「ファイル管理」
「インターネット・電子メール」
「キータッチ」
などの「パソコン基本操作」のカリキュラムを、能開講習全体の5分の2程度設定しています。
能開講習の中で、自分の今までの経験や興味、価値観などをさまざまな視点から見つめることができるので、自然と受講生の皆さんに自分のことを知ってもらう機会ができ、すぐに打ち解けて良い雰囲気の中でこれからの受講を進めていくことができます。
ひとつの教室で同じ受講生として授業を受けるのですが、年齢や生活環境がそれぞれ違い、さまざまな方たちが集まっているので、いろんな体験談を聞いたりアドバイスをもらえたりできます。
もちろん、すべてをさらけ出す必要はないのでご安心を。
教室内で上手くコミュニケーションをとれるようになることで、就職したのちに新しい職場でのコミュニケーションが円滑に図れるよう、よい訓練の場になればいいなと思います。
今回の受講生の皆さまは、それぞれすごく明るく上手にコミュニケーションをとっておられるので、毎日が笑い声に包まれた良い雰囲気で訓練を進めていくことができ、講師も毎日楽しく授業をさせていただいてます。
それぞれ習得度に違いはありますが、分からないことがあっても分からないままにせず、きちんと質問をされ、確実に習得していっておられます。
とても意欲があり、休み時間でも皆さんで聞きあったり教え合ったりしておられます。
現在は、ワードソフト操作の基本まで進めることができました。
今後は、実際に社会の中で使われるビジネス文書の作成を学んでいただく予定です。
できれば、日商PC検定試験を受験していただき、この機会に資格取得を目指していただけたらな~と思います。
自信にもつながると思うので。
あくまでも希望者のみですが、希望される方がおられましたらがっつり指導させていただきます~。